Entrance to Tower of London
タワー・ブリッジの北西にあるロンドン塔。テムズ川に沿って西に歩くとゲートの塔があり、(今は水のない)堀に沿った道を渡った所の、バイウォード・タワーから塔の中に入る(有料)。塔の北には地下鉄タワー・ヒル駅がある。
<ロンドン塔とは何か>
日本語で「塔」というと高くそびえる建築物を想像するが、英語のタワー(Tower)には、「塔のある砦、要塞」という意味があるらしい。ロンドン塔の正式名称は 「国王陛下の宮殿であり要塞」と言う。
1066年にイングランドを征服したウィリアムI世が、この地に堅固な要塞の建設を命じた。ホワイトタワーと呼ばれる本丸がそれで、以後、歴代の国王によって拡張され、幾つもの塔とそれらをつなぐ城壁、さらにその外を囲む堀といった現在の形ができた。
1625年までは、国王の住む宮殿としても使われていた。また、身分の高い政治犯などを幽閉したり処刑したりする監獄として使われた歴史も長く、血なまぐさい出来事も多い。
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