夕焼けの染めるテムズ川のほとりのモダンなビル群 シティホールが左に身を反らしてシャードの塔が現れる 古い都会ロンドンの新しい時代に向かって飛び立とうというのか シャードの塔は打ち上げの迫るロケットのようだ
ジョージ3世の騎馬像がある終点の丘から見たロング・ウォーク。グレート・パークとウィンザー城をつなぐ並木道で、1682〜85年にかけてチャールズ2世によって造られた。距離は約4キロメートルある。
ミレニアムドームの支柱に支えられたテントの丸い屋根 夕焼けの下を流れるくねったテムズ川やドックランズのビル群 ノースグリニッジのロープウェイに乗って空高く上ると 遠くが見えてくる過去が見えてくる未来が見えてくる
ウィンザーの町の商店街を少し南に進むと、有名なロング・ウォークに出ることが出来る。鉄柵のゲートから中には入れないが、通りの終点に見える建物はウィンザー城のアッパー・ウォードで、2つのタワーに挟まれた門はジョージ4世門である。
いくつものヨットが帆を下して休む聖キャサリンドックス 鏡のような水面が地上の世界を逆さに見せる 水の映し出す世界は不安に揺れる、揺れる人の心のようだ 水の映し出す空は限りなく深い、深い人の心のようだ
ウィンザー城はヘンリー8世の住居の一つでもあり、彼はいくつかの改築も行なっている。カースル・ヒルに面したこの門は、彼の名を冠して1511年に建てられた。城の主要な門なのであるが、現在は見学を終えた観光客の出口になっている。
リー川のほとりのスタジアムが水面に映された自分を見ている あのオリンピックで世界の注目を浴びた色々な思い出が水面に見え隠れ そして、祭りの後の静かさの中にいま、本当の自分を見ようとしている
ラウンド・タワーからロウアー・ウォードを下る道は、ヘンリー8世門へとつながっている。北側の聖ジョージ礼拝堂と向かい合う形の南側の細長い建物は、ウィンザー騎士団の住居である。運が良ければ、衛兵達が行進して行くのを見られるかもしれない。 -------…
ワイト島の西端のニードルズの切り立つ石灰岩の崖 夏だというのに霧が出てきて全てを呑み込む 悲しそうに海を見下ろしている黄色い花よ 霧の中で自分の本当に大切なものを見つけるといいよ
ウィンザー城のロウアー・ウォードの西端のホースシュー・クロイスターという一角に、聖ジョージ礼拝堂の正面がある。ここは何人かの著名な王族の墓所でもあるが、最近ではエリザベス2世とフィリップ王配が、女王の父母と共に埋葬されている。
ペンブルック州の切り立つ岩の断崖に打ち寄せる波 渾身の力を込めて体当たりをしては砕けて散る この波は広大な大西洋の力を秘めている 幾千年のこの繰り返しが断崖の岩を削る
エドワード3世が1348年に創設したガーター騎士団の宗教部門である、聖ジョージ会のために建てられた。現在の建物は、15世紀にエドワード4世が建設に着手したが、完成したのはヘンリー8世(在位1509〜1547年)の時代である。
何処までも続く巨大な白い崖の下をつまずきながら歩いた 海からの強い風が水しぶきを吹き上げて先が良く見えない 夕日が白い雲を染め夕日が白い崖を染めもうすぐ暮れてしまう 何処まで行こうかこの先は危ない何処まで行こうか
ウィンザー城のロウアー・ウォードに下りると右手にアルバート公記念礼拝堂がある。ビクトリア女王(在位1837〜1901年)は、夫のアルバート公と共にこの城に住んだが、1861年に亡くなった夫を追悼して、聖ジョージ礼拝堂の隣の古い礼拝堂を改装…
土の地表の下に眩いばかりの白亜があった ああ----ココナッツを割ったようだ 打ち寄せる青い海の波が削ったらしい ああ----ココナッツ海岸の波は彫刻家だね
ウィンザー城のミドル・ウォードにあるラウンド・タワー。11世紀にウィリアム1世が建てた時は木造であったが、囲い地(ベイリー)の中の築山(モット)の上に天守(キープ)があるという、ノルマン時代の設計になっている。向こうにエドワード3世タワーが…
はちみつ色の壁に花のバスケットが吊られている 白い丸テーブルと白いチェアと閉じた青いパラソル 小さな村の誰もいないパブの前庭 静かに影が忍び寄り流れて行く
カースル・ヒルを上ってウィンザー城に入り、聖ジョージ門をくぐった所から、アッパー・ウォードを見ることが出来る。中庭の北側にメアリー王妃の人形の家やステート・アパートメンツの建物が見えるが、ここからは入れず反対側から入ることになる。騎馬像は…
光が粉のようにさらさらと家々に降り注ぐ 時が川のようにさらさらと家々の上を流れる 緑に囲まれたバイブリーのアーリントンロウ 時の流れの水底に見えるいくつもの物語
ウィンザー城の近くには、北側と西側に2つの鉄道駅がある。西側のウィンザー&イートン・セントラル駅で降りると目の前に城壁があって、少し右手にカースル・ヒルという上り坂の通りがある。城の表玄関であり、入り口にはビクトリア女王の像が立っている。 …
ピンク色の壁に濃い影を落とす花のバスケット 緑色の髪に赤い飾りを付けた女の子みたいだ 風に吹かれて女の子が笑う影も真似て笑う 晴れた日には仲良しの影もいて楽しそうだね
ハンプトン・コート宮殿の、グレート・ファウンテン・ガーデンのブロード・ウォークを北に進むと、左手にロイヤル・テニス・コートがある。トマス・ウルジーによって最初に建てられ、若き日のヘンリー8世がテニスを楽しんだが、現在のコートは1625年に建…
白い壁にぶら下がるお茶目な二つの花のバスケット 窓の中を覗いてはひそひそ話に花が咲いている 強い日差しの中風に吹かれてクスクス笑っている 花たちが笑っている影たちも笑っているクスクス笑っている
ハンプトン・コート宮殿の、ポンド・ガーデンズの西側の突き当たりの温室の中に、有名なブドウの巨木(グレート・バイン)がある。ランスロット・(ケイパビリティ)・ブラウンという人が、1768年に植えた世界最大のブドウの木で、今でも年間平均250k…
名もない小さな村の赤いバラの咲く古いコッテージ それは、時の流れの淀みの中に漂っているようだ 慌ただしい都会の生活に疲れた心よ 君も、時の流れの淀みの中に漂ってみないか
ハンプトン・コート宮殿の、プリヴィ・ガーデンの西にある小さなポンド・ガーデンズ。周囲より少し低くなったサンクン・ガーデン (sunken garden) という形式で、春と夏には花壇に花が咲き乱れていることが多い。背後の建物はウィリアム3世のバンケティング…
コッツウォルズの村外れで見つけた石垣のポスト ビクトリア女王の時代から使われている赤いポスト 古くなるにつれ魅力を増す美しさはああ、赤い花に負けない 老いていくにつれ魅力を増す人生がああ、送れたらいい
共同統治者であるウィリアム3世(在位1689年〜1702年)とメアリー2世(在位1689年〜1694年)は、サー・クリストファー・レンに依頼してハンプトン・コート宮殿をバロック様式に改築した。ところが5年後に女王が逝去してから工事は進まず、…
三角の帽子に四角の白い服を着て白昼に堂々と大胆な泥棒だね 赤と緑の荷物を背にドアを出てみたけれど荷物が壁に貼り付いて身動きが出来ない コッツウォルズの古いコッテージのちょっと愉快で悲しい白いドアと赤いバラ
ハンプトン・コート宮殿の、ウィリアム3世のキングズ・アパートメンツの南に広がる、プリヴィ・ガーデン。代々の君主のプライベートな区画であったが、現在の整然とした花壇や植え込みの庭園は、1702年のウィリアム3世のプリヴィ・ガーデンを1990年…